犬、永眠

一晩中考えて、やっと犬を安楽死させる決心がついて寝た。
朝イチに病院に行って最後のお別れをしようと思っていたので、日曜日だというのに普段通りの時間に起きて身支度する。
そうこうしてるとあおいが起きたので朝ご飯を食べさせていた。
すると、8時半頃家の電話が鳴る。
それまでも電話が鳴るたびにビクビクしていたけれど、とっても嫌な予感がした。

・・・予感的中で、朝方に彼女は死んだらしい。
せっかく人が、安楽死という手段を使ってでも家族で看取ってやろうとやっと決断したというのに。
きっとひとりぼっちで寂しく死んでしまったんだろうな。
それとも、私達に苦しい姿を見せたくなかったからひっそりと死んでいったのかな?
とにかく私が迷っている間に彼女の容態は悪くなり、息を引き取った。
こんなことなら、もっと早くに決断してやったら良かった。そうしたら苦しまなくて済んだだろうに・・・。
でも、重い決断をしなくて済んだので、ほっとしたのも事実だった。

開院前に急いで病院へ。
本当は車を出してくれるあおぱぱも連れて行ったら良かったんだろうけど、寝てたのに無理矢理あおいの世話を頼んで家を出ることで精一杯だった。
動物病院にはさすがに霊安室はないみたいで、手術室の診察台のところに人間の棺みたいな形の段ボールが置かれていた。しかもご丁寧に木目プリントまでされている。
先生が蓋を開けてくれると、死んだというよりはいつものように昼寝しているような姿の彼女が入っていた。
トリマーさんが綺麗に洗ってくれたので、本当に寝ているみたいだった。
先生の話によると、さすがに24時間介護ではないので正確な時間はわからないが、見に行った時にはまだ冷たくなかったので7時前に死んだらしい。
自転車では運べないので午後に遺体を引き取ることにした。

午後の診察時間の前に引き取りに行くと、先生がわざわざ棺を運んできてくれた。
そして他にもトリマーさんと看護婦(というより助手?)さんも来てくれて、計3人で車が出るまで見送ってくれた。
もう15年近くお世話になってたから、すっかり顔馴染みだったんだろうなあ。
これまで本当にありがとうございました。
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