September 23, 2004

何必館 「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」へ行く

先月亡くなったアンリ・カルティエ=ブレッソンの追悼展をやっているので、京都の八坂神社の方(の、ようじ屋の近く)にある何必館まで行ってきました。
そうです、あおいさん1歳1ヶ月にしてついに美術館デビューです。
・・・と行っても、何必館へ着く直前に寝てしまい起きたのは帰るために駅前に戻ってきてからですが。
まあ落ち着いて見られたから良かったですけどね。

ちなみに皆さん「何必館」って何て読むかわかります?
正しくは『カヒツカン』と読むのですが、私は読めなくて勝手に『ナンピカン』と言ってました(笑)
普通読めないですよね?
それとも、もしや私がバカなだけっ!??

えー。ブレッソンって誰やねん?って方のために説明しますと、写真やってる人間(私の場合は「やってた」が正しいか・・・)が絶対一度は見て感銘を受けたことがあるような超巨匠です。
映画監督で例えるのなら黒澤明とかヒッチコックみたいな、これ知らないとモグリでしょう?みたいな存在かな。
自ら生み出した「決定的瞬間」なる言葉の通りに、普通ならありきたりな日常のスナップ写真で終わるのをまるで絵画のごとく切り取ってしまう写真を撮り続けた人です。(でもちなみに、「決定的瞬間」という写真集は英語版のタイトルなんだそうですね)

何必館に行くのはこれで2回目なのですが、2年降りくらいなので造りをすっかり忘れていました。
ここ、美術館なんですが全く美術館らしい建物ではないんですよ。
まあ場所が土産物屋が並んでいる通りだけに土地が広くないから、5階建ての建物の中を回っていくんです。
確かエレベーターで移動したからあおいをベビーカーに乗せて行っても大丈夫だろう、とあおぱぱと話して(前に行った時も二人で行ったのです)行ったのですが、2〜3階のみは階段で移動するしかないのでふたりでベビーカー担ぎましたよ。
あと床はカーペットになっているフロアが多くて進みにくかったので、次からは絶対抱っこ紐で行きます。

肝心の展示物ですが、学生の頃に見た「写真の世紀展」なる著名な作家の作品を一挙に集めた展覧会があったのですがその時見たものや、写真集などで見た代表的なものばかりだったのですが、改めてブレッソンの凄さを体感しました。
それにマティスやマリリン・モンローのポートレート見れたのには、ちょっと感動です。

オリジナルプリントだったのですが、あおぱぱと二人で「プリントの焼き(仕上がり)はあんまり綺麗じゃないよねえ」とか「やっぱりエルマー(ライカレンズ)は解像度がない」とか突っ込みつつ見て回ってました。
今思ったけど、夫婦でこうやって共通の業界用語(?)で会話出来るのは良いことなんでしょうね。
普通の人にはわからない会話だもんねえ。

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