blog　avectoi

出産数日前に、近くのショッピングモールでお買い物中におしるしがあったので「そろそろなのかしら？」と思い病院に電話するも、「初産の方はおしるしがあったからってすぐ産まれる訳でもないので、入院の用意をして安静に過ごしてください」と言われたので、不安になりつつも相変わらずのほほんと暮らしてました。

で、15日（産まれる前日）の早朝。
なにやら下の辺りが湿っぽいので目が覚める。
もしやこれは・・・？と思い調べると、やっぱり前期破水してしまったようで、ベットがビッショリでした。
そこで横でグースカ寝てたあおぱぱを起こす。そして、そのままトイレへ行き、とりあえず夜用ナプキンをあててぐらんまを起こして報告。
それから病院に電話すると、「９時までに入院すると朝食が出るので、良ければそれまでに来てください」と言われる。
朝食よりも心配だから早く行きたいし、６時過ぎくらいにタクシーを呼んで３人（私＋あおぱぱ＋ぐらんま）で病院へ向かう。

病院に到着し調べてもらうと、どうも破水したくせにまだあおいはお腹の中にいたかったのか陣痛が弱いらしい。
そして一向に陣痛がこないので促進剤を打ってもらって様子をみる。
しかし夕方になってもまったく陣痛の間隔は開いたままだし、まだまだ出産の気配がない。
先生にも「あと２日何にもなかったら帝王切開になるなあ」と言われので、ぐらんまは家の用事もあるし、明日に備えて帰宅した。

そうしたら薬が効いたからかもしれないけど、急に陣痛が規則正しくなり出した。
夫婦二人で産んで欲しいって意味だったのか？(笑)
小さい個人病院なので、23時頃にもう一組が陣痛室に入ってきて相部屋になる。
初めは気をつかったものの、次第にそんなこと言ってられないくらい陣痛がしんどくなり、５分間隔になったことを看護婦さんに伝えると「（出そうなら）今のうちにトイレに行っとき」と言われたので、あおぱぱに付き添われてトイレに。（ちなみに男女別れていないトイレなのです）
よいっしょ。と便座に腰掛け、さあ出そうかなと思うと、なんだかおかしい。
全身の力が入らない。っていうか、力入れたら大でもない別の何かが出そうな雰囲気。
ヤバイ！
力を振り絞ってあおぱぱを呼んでも答えない・・・。
仕方なく、頑張って扉を開けるとやっとあおぱぱが来てくれた。どうやら「そろそろ産まれそう」ってことを電話してくれてたらしい。
いや、そんな連絡しなくても良かったのに！産まれてからでいいじゃん!!
と怒る気力もなく、そのまま分娩室で用意をしていた看護婦さんの元へ連れて行ってもらう。
やっぱり子宮が開いていたみたいだった。
トイレで感じた違和感は、間違いじゃなかったらしい。
看護婦さんもこんな急に私の子宮が開くとは思っていなかったらしく、大慌てで先生を呼んでくれた。

分娩台に上がってから産まれるまでは、比較的時間もかからずスムーズに産まれた方だと思う。
よく分娩に○時間かかった、って話を聞くけど、大体30分くらいしか分娩室にいなかった気がするなあ。
でも私一人の力ではちゃんと最後まで出してあがられなくて、吸引はしてもらったけど。
ただ、産む時よりも会陰縫合の方が痛くてたまらなくって、立ち会ってずっと出産シーンを撮影してくれてたあおぱぱの手を握ってました。
後で聞いたらあおぱぱも、先生に「撮影してるのならついでにこれも撮っときなさい」って見せられた胎嚢のグロさに立ち眩みして、貧血気味だったそうですが(笑)
まあ出産シーンはスプラッタと紙一重なんでしょうけどね。
いやあ、しかし愉快なお医者様でした。

ってことで、今夜はあおいの大(？)お誕生日会をする予定です。
なので昼間は買い物などでバタバタしてそうですが、楽しい日になりそうです。
ただ、本人には自覚なんてないだろうからなあ。当たり前だけど。