西原式育児



ほとんどの方が「西原式育児って一体なに?」とお思いになるかと思います。
「西原式育児」とは、元・東大病院の口腔科のドクター、西原克成先生が推奨されいる独自の育児法です。
(ちなみに西原博士はピジョンで発売されている、8ヶ月から使う鼻呼吸促進用おしゃぶりを共同で開発されています)


どの辺りが「独自」なのかわかって頂けるように、西原博士が唱えている具体例をあげてみます。

・最低でも1歳までは母乳または乳児用ミルク以外与えない。
 (ステップアップミルクも1歳を過ぎてから与えること)
・おっぱいは少量ずつ、1〜2時間毎の頻回授乳する。
・おしゃぶりは4、5歳まで使わせる。
・無理に歩かせず、疲れたらベビーカーに乗せる。
・必要以上に物を取り上げず、適度に物を舐めたり噛ませたりさせる。
 (でも不潔なものはやっぱり×)
・子供のうちから激しい運動はさせない。
・仰向けで、充分睡眠させる。
・冷たい物は飲ませない・食べさせない。

などなどの普通に聞くものとはちょっと変わったものばかり。
でもこれは我が子をアトピーなど、アレルギー体質にしにくくするための育児法なのです。


「なんで離乳食をこんなに遅く食べさせるの?」という方。
赤ちゃんの消化器官は大変未熟なので、大人ならキチンと栄養として採ることが出来る食物でも、赤ちゃんの腸では対応出来ずにそれが抗体になってしまうらしいのです。
イコール、それがアレルギーの原因になるのだそうです。
例えば、ボツリヌス菌は無防備な赤ちゃんの消化器官をすり抜けてしまうので、ハチミツは1歳まで食べさせませんよね?
それとまったく同じ事をいっているだけです。

「なんでおしゃぶりをそんなに遅くまで使わせるの?」という方。
口で呼吸するとウィルスとの最防衛線である扁桃腺を痛めてしまうから、子供に鼻呼吸の習慣をつけるために大きくなってからもおしゃぶりをさせるんです。

「なんで冷たいものを飲んではだめなの?」という方。
元々人間の体は冷たいものを食べるようには出来ていません。
腸は冷たいものを入れてしまうと、余計な防衛機能が働いてアトピーなどの症状が出てきてしまうんです。


うちの娘は肌の弱い子で、産院でへその緒が取れやすいようにへその緒をヒモで巻いてもらっていたのですが、そのヒモを留めていたテープでかぶれてしまいました。そしてその跡は今でもおへその横に残っています。
なので、保健所などの指導通りに5ヶ月から離乳食を与えていたら、もしかしたら今頃はアトピーやアレルギーで悩まされていたかもしれません。
でも現在何事もなく育ってこれたのは、この西原式を実践しているおかげだと思っています。


ちなみに。
離乳食のページの方にも書いていますが、食事を始める時期が遅いので結構早くから大人と同じ白飯が食べられます。それにおかずも塩茹でした野菜を与えるぐらいのとても楽な離乳食なので、私のようにズボラな方にぜひお薦めします。



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