ベビーサイン



色々と本が出ていたり、雑誌やTVでも紹介されたりしているので「ベビーサイン」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
「でも興味はあるけど、それって一体どういうもの?」という人の方がほとんどではないでしょうか?


「ベビーサイン」とは、アメリカのある学者さんがろうあ者のお家に遊びに行った時、普通ならまだしゃべれない月齢の子供なのに両親とちゃんと手話でコミュニケーションしていたのを見て、それについて研究したことがはじまりだそうです。
別にベビーサインの起源についてはどうでもいいと思われるかもしれませんが、ベビーサインとは手話をベースとして考えられたものなんです。
一言で言ってしまえば6ヶ月くらいからしゃべり出すまで使う、赤ちゃんのための手話みたいなものですね。

でも赤ちゃんのための手話と言っても、例えば「ママ」という言葉でもサインは3パターンが考えられます。
ひとつめは、前述の通りアメリカで考えられたものなのでアメリカの手話(ASL)を簡略化したサイン。
ふたつめは、私達が話している言語は日本語なので、日本の手話を簡略化したサイン。
みっつめが、自分達で考えてつくる独自のサインです。
ベビーサインを使って一緒に英語も教えよう、という方はアメリカ手話のサインを使っているみたいですね。


「手話」と言われるとどうしても難しく考えてしまうかもしれません。
でも思い出して下さい。
赤ちゃんと一緒にいると、ごはんを食べる前に「いただきます」と手を合わせたり、「バイバイ」と言って手を振ったりなど自然に身振り手振りを交えてお話していますよね。
実はそれもベビーサインのひとつなんですよ。


というわけで、ベビーサインとは言葉を話すことが出来ない赤ちゃんと意思の疎通が出来るすてきな方法なのです。
うちの娘がまだおしゃべり出来なかった頃、おなかがすいて泣いている時に「おっぱい飲む?」と話し言葉と一緒に私がサインを見せてあげると、自分の伝えたいことをわかってもらえるのがうれしいみたいで笑顔になりました。
いまではお腹が空いたら泣いて知らせるのではなく、「食べる」「ちょうだい」とサインで自分の意思を伝えてくれます。
お母さんも何をして欲しいのかわかるので、これで育児の負担が減りますよね。

耳で聞くだけじゃなく、一緒に動作も見せてあげているので「言葉」という概念を理解するのが早いのでは?と思っています。
現にベビーサインをしていた赤ちゃんは早くおしゃべりする、という説もあるそうです。
(ちなみにうちの娘は1歳1ヶ月辺りからおしゃべりを始めました)


我が家では、あるサインを使い時は同じ言葉を表す日本手話とアメリカ手話の両方を見て、簡単そうな方を選んで使っています。
それにこの前シャワーの水をとても興味深げに見ていたのですが、「水」や「シャワー」のサインはまだ調べていませんでした。
でもこれはサインを教えるチャンスだ!と思い、とっさにその場で思いついたサインを教えてあげました。

堅苦しく考えず、臨機応変で良いと思います。
だって自分の子供とコミュニケーションするだけなのですから。



当サイトはamazonアソシエイトに登録しています。
右で紹介している本のイラスト・タイトルをクリックするとamazonへリンクされるので、そちらから購入することもできます。



サインの紹介へ
コチラ

ベビーサインの
本・ビデオ

赤ちゃんとお手てで話そう  親子で楽しむベイビー・サイン

赤ちゃんとお手てで話そう



ベビーサインで楽しく遊ぼう

ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法

ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法

世界一やさしいベビーサインのおしえかた

世界一やさしいベビーサインのおしえかた

はじめてのベビーサイン

はじめてのベビーサイン